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新しい習慣を身につけるコツ 其の弐

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習慣化出来ないヒトたちへ

前回は習慣化出来ない理由を述べてみました。
ポイントは3つありました。
それに対しての対処法をお教えします。
使えそうなら明日からと言わず、今日から使ってみてください。
上達への近道は今から変えることです。

 

 

 

記憶力の補強の方法

はじめに大事なことは「習慣化したいことを思い出す」です。
記憶力が無いと嘆いている人は認識がちょっと違います。無いのではなく、思い出せないだけなのです。同じことだろうと仰るかもしれませんが、完全に無いのであれば、通常の生活を送ることが出来ません。脳の障害で短期記憶に障害がある人は数分前の出来事が思い出せないので、同じことを何度もやってしまったり、会話の内容を忘れてしまったりと、日常生活に支障が出ます。
でも、このサイトを訪れているあなたはそんな障害は無いと思います。
今日食べたご飯のことや、何時に起きたとか、昨日は何時に寝たとか思い出すことが出来ると思います。
脳の機能として存在はしているのですが、使ってないからサボってる状態です。
サボりがちな脳はどうやってリハビリすればよいでしょう?
ポイントを4つにまとめました。

 

  • やりすぎない
  • 少しずつやる
  • サボってもいい
  • 1秒でいいからやる

 

ね。結構簡単でしょ?
簡単と思えたあなたはきっと習慣化出来ます。思い出してみてください。どうやって立つことが出来るようになったのかを。どうやって歩けるようになったのかを。どうやって走れるようになったのかを。どうやって言葉を話すことが出来るようになったのかを。
大抵のことは毎日繰り返して数千時間〜数万時間以上の長い時間を使って上達しています。習慣化すれば、上達が自動的になります。五十音を今更忘れたりはしていないはずです。もし、忘れてしまっているのであれば、それは違う病に罹っているため、病院に行くことをおすすめします。

ステップ1としては

  • 目標を決める
  • 目標を思い出す

ここから始めてみましょう。

 

 

 

時間の作り方

ステップ1を補強するために、時間の作り方のコツについてお話したいと思います。
よくある話ですが、何かに追われてやりたいことが出来なかったというケースがあると思います。
その時にどうやったら時間を使えるようになるかをお教えします。
この世の真理として、時間は誰に対しても平等に与えられています。
まず、自分に使える時間を計算してみましょう。
普通のサラリーマンであれば、8時間は最低でも拘束されるでしょう。また、電車に乗って通勤している場合や、車で通勤している場合、移動時間で往復1時間30分程度と仮定します。自宅で食事をした場合、3食中2食の時間で1時間程度。トイレ行く時間でトータル30分程度。お風呂に入ったり、身だしなみを整えたりして1時間程度。そして、睡眠を8時間取った場合で考えると8+1.5+1+0.5+8大体5時間程度の余裕があります。残業3時間したら2hですね。
目的に対して1万時間(10000h)かけるとだいたい上達するようです。1年は24h×365dで8760hです。1d 2hだとどれくらい掛かるのでしょう。
10000h÷2h=5000d
5000d÷365dはだいたい13年です。3hだと3333dです。大体9年ですね。よく言われているのは一流の職人になるためには10年掛かるということ。1日10hくらい使って365dだと36500hくらいの計算ですね。
現実的にそれくらい時間をかけないと上達していかないということがだいたいわかりました。じゃあ、そんな途方もない時間をどうやって作れば良いのか?
ポイントは3つ。

 

  • やり続けなかった未来像を予想してみる
  • やらなかった場合のメリットを書いてみる
  • それらを思い出す

 

やり続けなかった未来像ってなんでしょう?
何も得られない未来でしょうか。何かを得られる未来でしょうか。
10年経って何が得られますか?老いが得られます。それでいいのでしょうか?
そこは良く自問してください。やらなかったという選択をすることにより、何も得られないという未来を選択し続けているということになります。
やらなかったメリットってなんでしょう?
何も得られないのがメリットでしょうか。せっかく使える3時間を別の何かに使ってしまって(例えばゲームやスマホ)やりたいことが達成できるのでしょうか。
前回のお話で出た「雪山の寒苦鳥」ですね。さすがに続けて投稿を読まれている方は忘れていないと思います。
いきなり2時間丸々使うとかは難易度が高いので、1日1秒でいいので思い出してください。別に実行に移さなくていいです。もちろん、できる人はいきなり実行したほうが早いです。ちなみに私はやろうと思い立ってから、実際の行動に移れるようになったのに3年かかってます。遅すぎですよね。それでも、毎日欠かさず目標を思い出して、その目標に対して、タスクに落とし込む作業が出来るようになってから、毎日欠かすことなく実行出来るようになりました。
自分と向き合うのが嫌だったんだと思います。出来ない自分を認識してから、ようやく自分をうまく動かすことが出来るようになりました。
焦らなくていいので、1日1秒という時間でも、自分の目的や目標に対して使えるということが大事なんです。これが「芥子劫」です。行動することでさらに行動したくなる部分についても仏教で説明されていますが、これは別の機会にします。

 

 

 

 

いいわけに対しての対処法

 

いいわけをしてしまう原因を考えてみましょう。

 

  • 最初からハードルが高すぎた
  • 人のせい

 

 

出来ない自分を認識したくないから、ハードルを上げてやっぱできませんでした〜というパターンにして最初から予防線を張るのは止めましょう。
だいたい出来ない場合、自分で使える時間を自分のために向けずに人のせいにしたり、出来なくて嫌になって止めてしまうケースが多いです。だれでも最初は初心者です。生まれたその日から普通に会話出来る赤ん坊を想像してみてください。気持ち悪くないですか?いきなり出来る人も中にはいますが、大抵の人は一定のプロセスを経て出来るようになるんだという認識を持ちましょう。
そして、まずは、重要なことから始める重み付けをする癖をつけましょう。1日1秒すら使えないという人は流石にいないと思います。今、このサイトの文章を読んでいるあなたは、少なくとも1秒以上かけて読んでいるからです。行間で休んで1秒使ってあげてください。例えば、朝起きた瞬間に思い出してください。それがあなたのやりたい習慣を身につけるコツです。ちなみに、夜寝る前に思い出すのも効果的です。

詰め込みすぎたけど、大事なことをまとめます。

 

 

 

 

まとめ

 

  • 思い出す
  • 続けられる程度の負荷
  • 決めたことは守る
  • タイムシフトする

 

大事なのは続けることです。これを才能と呼んでいる人がいますが、自分がやりたいと思ったことを続けましょう。
他人から強制されてやれる人もいますが、強制されて生きた先には、強制した人が願った人生が待っています。
望まれて行うことは悪いことではないですが、せっかく生まれてきたんだから、自分がやりたいと思ったことをやれるようになってみませんか?
もちろん、社会という性質上、許されない行為もありますが、少なくとも他の人に迷惑がかからない範囲や、法律で許されている範囲であれば、なんの問題も無いはずです。

自彊不息

最後に易経に「自彊不息」という言葉がありますが、それを解説して終わります。
自ら彊(つと)めて息(や)まず
一般的な解説は「自ら努力を課して怠らない」ということですが、1秒というのは努力に該当しないと思います。息をするのと同じように、自然に行動を起こすというのが習慣ということですから。

 

それでは、長い時間、お付き合いありがとうございました。
次回をお楽しみに。

 

 

 

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